
恵方巻は最近ではコンビニでも良く見かけるようになり、すっかり浸透してきました。そもそも恵方巻ってどういうものなの?そんな疑問をもつキッズ向けに、今回は子どもにわかりやすく解説してみます。
節分前になると、あちこちの店舗で見られる恵方巻き。
今ではごく当たり前に恵方巻きを見る機会がありますが、
そもそもなぜ恵方巻きがあるのかという由来をご存知でしょうか。
縁起がいいと言われる食べ物、恵方巻きの由来について、
子ども向けにわかりやすく記事にまとめてみました。
恵方巻きの由来は?
恵方巻の由来は、実はとっても意外なところにありました。
それは、みなさんもおなじみ、
「セブンイレブン」なんです。
なぜセブンイレブンが由来なのかというと、
それもわりと最近のことなんです。
さかのぼる事1998年、
セブンイレブンが全国的に「丸かぶり寿司恵方巻」の名前で商品展開し、
それから恵方巻という名前が定着してきました。
認知度もうなぎ上りで有名になり、
恵方巻を知っているか?という問いには、
2002年ころには50%ほどだったのに対し、
2006年には90%以上の人が知っていると答えたという統計もあります。
ちなみに、恵方巻という名前が定着する以前は、
幸運巻きずしなどとも呼ばれていたとか。
それでも持っている意味は同じなんですね。
sponsored link
恵方巻きは無音で食べるの?
恵方巻を食べるときには、
無音でなければいけないという事はありません。
ですが、いったん食べたら、
そのまま最後まで中断せずに食べなければいけないと言われています。
これは、恵方を向いて願い事をしながら食べなければいけない
という言われからであり、
願い事をしながら最後まで食べきる事が効果的だからです。
中断せずに無音で食べると言っても、
それは決して一気喰いするという意味ではないですので、
自分のペースでのどに詰まらせないように、よく噛んで食べるようにしましょう。
●関連記事→恵方巻の食べ方は合ってる!?正しい方法を徹底解説
恵方巻きは、なぜ巻きずし?
恵方巻きはなぜ巻きずしなのでしょうか。
そのいわれとなっているのが、
やはり2月3日の節分にちなんだものだったのです。
節分では鬼を追い出します。
その鬼と言えば、金棒。
つまり、恵方巻の海苔の巻いてある巻きずしを鬼の金棒と見立てるため
「鬼を退治する」という意味合いもあります。
ですがそのほかにも、
福を「巻き込むため」だという説など、
他にも恵方巻がなぜ巻きずしかという説は多くあり定まってはいません。
sponsored link
恵方巻の具材は決まっていない?
実は、恵方巻の具材は決まっていません。
それはなぜかというと、
七種類の具材であれば特に細かい具材の選定はないからです。
ですが、いくら具材が決まっていないといっても、
一般的に多く使われている7つの具材が以下の通りです。
- かんぴょう
- きゅうり
- シイタケ
- 伊達巻たまご
- ウナギ
- 塩でんぷ
- かまぼこ
最近ではほかにも、
サーモンなどの海鮮品をふんだんに使った海鮮恵方巻や、
具材数が7つではなく2~15種類などふんだんに入った恵方巻もあります。
いくら決まっていないと言ってもここは、
福を呼ぶ数字「7」にかけて、
具材も7種類にして召し上がりたいですね。
他にもある、恵方巻のヒミツ
実は、恵方巻きは節分に限った事ではありません。
というよりも、ここで重要なのは恵方巻ではなく、
その方向である「恵方」なのです。
恵方は、一年単位で方角が変わる、
いわゆる福をつかさどる神様「歳徳神(としとくじん、とんどさん)」
が存在する場所です。
ですので、恵方巻きを食べる事だけにこだわらず、
何をするにあたってもその恵方は吉であると言われています。
●関連記事→恵方巻きの方角は間違っていた!?2016年の正しい方角とは?
例えば部屋のレイアウトなどで
「この置物どこに置こうかなー」などと方向決めなどに迷ったりしたら、
とりあえず恵方にしておけば吉なので問題ないでしょう。
sponsored link