
冬といえばインフルエンザやノロウイルスなどへの感染が心配ですが、
ロタウイルスへの感染も心配しなければなりません。
ロタウイルスは非常に感染力の強いウイルスなので、油断大敵です。
ここではロタウイルスの特徴とその潜伏期間についてお話します。
気を付けたい感染症!ロタウイルスとその潜伏期間
この記事のもくじ
ロタウイルスとは?
ロタウイルスとは、胃腸炎を引き起こすウイルスです。
感染するのは乳幼児や子どもが多く、症状が重傷化しやすいので注意しましょう。
大人も感染しますが、症状が全く出ないか、出ても軽く済むことがほとんどです。
ロタウイルスは、ヒトからヒトへの経口感染で感染が広がります。
汚染された食べ物や飲み物を口にした人の便や嘔吐物に触れると、
そこからロタウイルスに感染してしまうのです。
感染を防ぐためには、
便や嘔吐物に触れないことが重要になります。
ロタウイルスに感染しない方法は?
ロタウイルスは便や嘔吐物から感染します。
感染しないためには、
- 素早く適切に
- 乾燥しないうちに
きちんと処理し、消毒することが大切です。
消毒は塩素系漂白剤を薄めた液で行います。
0.1%以上の濃さの塩素系漂白剤液を作り、
部屋の壁や床の広い範囲を消毒してください。
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ロタウイルスの潜伏期間は?
ロタウイルスの潜伏期間は、
平均で1日から2日とされていますが、
長い時は症状が出るまで3日ほどかかることもあるようです。
発症するとまず高熱が出ます。
この高熱は次の日までに治まることが殆どです。
続いて、嘔吐や下痢といった、
胃腸炎の症状が出てくるのが特徴です。
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ロタウイルスの主な症状
ロタウイルスにかかると、胃腸炎の症状が出るのは先ほどの通りですが、
乳幼児の場合は、数日にわたって下痢と嘔吐を繰り返します。
その際、便の色に注意しましょう。
米のとぎ汁のように濁った下痢が、
ロタウイルス感染症の特徴です。
また、嘔吐症状は人によっては出ない場合もあります。
いずれの場合も、
脱水症状を防ぐために、きちんと水分を補給しましょう。
あれ、これってロタウイルスと思ったら?
ロタウイルスに感染したことが疑われたら、必ず病院で診察を受けましょう。
市販の下痢止め薬などで症状を抑えようとするのは、良くありません。
体内のウイルスを排出できなくなってしまうため、
回復が遅れてしまうのです。
乳幼児の場合、
ロタウイルス感染症は重症化しやすい感染症でもあります。
それも、決して侮れません。
毎年約70万人から100万人の子どもがロタウイルス感染症によって亡くなっているのです。
重症化を防ぐためにも、きちんと病院で診察を受け、
医師の指導に従って回復に努めましょう。
この記事のポイントまとめ

主に子どもがなりやすいイメージのロタウィルスですが、これが原因で亡くなっている人が多いので侮れません。小さな子どもやお年寄りなどの免疫が弱い人は、特に注意を心がけていきたいですね。
- ロタウイルスの潜伏期間は1日から3日
- 子どもの重症化に注意
- 白い下痢便が出たら感染を疑おう
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