今年も秋田で開催することが決まった、
東北最大の祭りイベント「東北六魂祭2015」。
出典:https://members-club.flets.com/
東北のすべてが集結するというその規模だけに、
かなりの人手でにぎわう事で有名なお祭りです。
そこで今回は、
この東北六魂祭に参加するにあたり
注意すべきポイントをまとめてみました。
この記事のもくじ
東北六魂祭はどんなお祭り?
「東北六魂祭」とは、
東北地方の6県(青森県、秋田県、岩手県、山形県、宮城県、福島県)
を代表する夏祭りが参加するお祭りです。
2011年3月11日に発生した東日本大震災の
犠牲者の鎮魂・震災被害からの復興を願い、
同年より毎年開催されています。
主催は各県の県庁所在地と夏祭りの実行委員、
後援に観光庁、復興庁のほか
東北に所在を置くマスメディア各社などが名を連ねており、
日本全国の多種多様な企業の協賛も得ている大規模な行事です。
各県の祭りはメインイベントであるパレードと
会場の飾り付けに生かされます。
祭りの会場は毎年6県の持ち回りで
各県の県庁所在地となっており、
第1回目は宮城県仙台市、第2回目は岩手県盛岡市、
第3回目は福島県福島市、第4回目は山形県山形市で開催されました。
2015年の開催内容
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第5回目となる2015年の東北六魂祭は
5月30日(土)、31日(日)に、秋田県秋田市
で開催されます。
●秋田出身の柳葉敏郎さんもCMで応援です!
開催予定時間は
1日目が10:00~20:00、
2日目が10:00~17:00と発表されています。
また、この時期での外出は紫外線にも気を付けたいですね。
ムダな日焼けをしないように、紫外線対策をしっかりしていきましょう。
毎年の祭りのテーマは1文字の漢字で表現されており、
1月の会見での発表によると今年のテーマは「輝」です。
これは、会場となる秋田県の代表的な夏祭り
「秋田竿燈まつり」で灯される竿燈と
それを見上げる人々を表すものです。
例年通り、青森県からは「青森ねぶた祭」、
秋田県からは「秋田竿燈まつり」、岩手県からは「盛岡さんさ踊り」、
山形県からは「山形花笠まつり」、
宮城県からは「仙台七夕まつり」と仙台青葉まつりの「すずめ踊り」、
福島県からは「福島わらじ祭り」
が参加する予定となっています。
●青森ねぶた祭
●福島わらじ祭
出典:http://urabandai-kougen.com/
秋田県の夏祭り「秋田竿燈まつり」とは?
今回の開催地となる
秋田県を代表する夏祭り「秋田竿燈まつり」は、
真夏を前に病気や厄災を払うための
「ねぶり流し」のお祭りです。
ねぶり流しの「ねぶり」は「眠り」を意味しています。
かつては夏前の眠気に負けて眠ると、
その隙に病魔に忍び入られてしまう
と考えられていたため、
ねぶり流しによって睡魔を追い払おうとしたことが
ねぶり流しの由来と言われています。
秋田県独自の風俗として行なわれている竿燈祭りは、
十字の形に作られた長い竿に提灯を下げて灯りをともし、
太鼓を打ち鳴らしながら町を練り歩くという行事です。
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この提灯が下げられた長い竿が
「竿燈」と呼ばれます。
また同時に、このお祭りでは
巨大な竿燈を自在に操る
竿燈妙技も披露されます。
額や肩、腰などで竿燈を支える演技、
片手に和傘や扇子を持ちながらの演技など、
迫力ある妙技が訪れた人々を魅了します。
秋田市へのアクセス方法
東京から秋田へのアクセスは
新幹線、飛行機が便利です。
出典:http://www.city.akita.akita.jp/
秋田新幹線に乗れば秋田まで4時間ほど、
羽田空港から秋田空港までは約60分で
空港から市内へはリムジンバスが発着しています。
なお、秋田空港へは大阪国際空港、
中部国際空港、新千歳空港など
主要都市からも直通便があります。
時間は掛かるものの、
他にも東北自動車道、高速バス、
フェリーなどでのアクセスも可能です。
●秋田市周辺のマップ
東北六魂祭に参加するときの注意点
東北六魂祭は毎年20万人以上の動員があり、
イベント中はもちろん、
終了後の付近の交通機関が大変混雑します。
仙台市で行なわれた第1回目のお祭りでは、
見込んでいた来場者数の4倍近くの観衆が訪れたため、
一部のパレードを中止せざるを得ない状況となり、大混乱となりました。
●東北六魂祭仙台での様子。東北のすべてが集結した迫力を感じます。
第2回目以降は広範囲にわたり交通規制を敷く、
パレード会場に入場規制をかける、
パレードの様子を大型のスクリーンで中継する
といった対策が取られるようになったため、
第1回目ほどの大混乱は起きていません。
それでも、今回も多くの人々が訪れることが予想されるため、
移動する日程をずらす、
会場周辺の交通網をしっかりと調べておくなど、
しっかりとした準備が必要です。
東北に一足早い夏祭りを告げる東北六魂祭。
東日本大震災から4年がたちましたが、
東北を盛り上げる熱気はまだまだ必要です。
ぜひ東北六魂祭に足を運んで、
地域貢献もかねて祭りを楽しんで頂けたらと思います!
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