
腰が痛いのは、本当に辛いものです。
文字通り、腰は人体の要ですから、
腰にトラブルがあると、ありとあらゆるところに影響が出てきます。
腰が痛くなる原因は様々ですが、
左右どちらが傷むかによってその原因が違うことはあまり知られていません。
ここでは、左右の痛みそれぞれの原因について簡単にお話したいと思います。
辛い腰痛……右と左で原因が違う!?
左側の腰痛で考えられる原因
腰痛の原因は、
- 筋肉
- 内臓
- 病気
の3種類があります。
左側に痛みが出る場合は、
腎臓にトラブルがある可能性が考えられます。
腎臓は、そらまめのような形の臓器で、
大きさは握りこぶしぐらいです。
それほど大きな臓器ではありませんが、
体の中の老廃物をきれいにしたり、血液を作ったりと大切な働きをしています。
この腎臓に異常があると、
腰の左側に痛みが出やすいと言われています。
もちろん、腎臓に異常が無くても痛みが出る場合はあります。
例えば無理に体を動かしたときなどです。
なのでそこまで気に擦る必要はないかもしれませんが、
もし原因がはっきりしなかったり、
腰痛が長引くような場合は、一度病院を受診して検査を受けてみましょう。
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右側の腰痛で考えられる原因
右側に腰痛が出る場合は、腎臓や肝臓のトラブルが考えられます。
腎臓については先ほどお話しましたが、人間の左右に2つあるので対象になります。
なので、ここでは肝臓についてお話しましょう。
肝臓は、右側の肋骨の下辺りにある臓器です。
しかし、どちらかというと背中側に位置しているので、
肝臓が悪くて痛みが出る場合は、
「右側の背中の痛み」として出てくる場合が少なくありません。
かといって腰痛が全く出ないというわけではないので、
頭の片隅に置いておくと良いでしょう。
肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれます。
その理由は、回復力の強い臓器なので、
何かトラブルがあっても自分で治してしまう力があるのです。
しかし、ここが肝臓の怖いところでもあります。
症状が出にくく、
明らかに症状が出るころには、肝臓がボロボロになって、
手の施しようがないことも珍しくないのです。
もし右側の背中や腰の痛みがあるのであれば、
一度病院を受診してしっかり検査をしてもらいましょう。
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悪化する前に病院へ
腰痛の原因は、あらゆるものが考えられます。
ぎっくり腰のように筋肉が原因で起きるものもあれば、
内臓の病気で出てくる痛みもあります。
女性であれば、子宮や卵巣のトラブルから痛みが出る場合もあるので、
注意が必要です。
たかが腰痛と甘く見ずに、
早めに病院を受診して、原因を突き止めるようにしましょう。
この記事のポイントまとめ

腰痛には様々な原因がありますが、それが筋肉に起因するものか、内臓に起因するかによっては意味合いがかなり変わってきます。重篤な病気にならないうちに、定期検診や正しい生活リズムなどで防止していきたいですね。
- 左側の痛みは腎臓からのサイン
- 右側の痛みは腎臓・肝臓からのサイン
- 甘く見ずに早めに病院を受診しよう
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